- 2008年7月16日 21:32
将棋界で最も伝統のあるタイトル・名人戦。今年の対局は、4期連続で名人の座を守る森内俊之(37)と挑戦者・羽生善治(37)。二人は、「宿命のライバル」、同期で同い年、小学4年生以来、27年に渡ってしのぎを削ってきた。
天才と呼ばれる羽生の強さの秘密は、常識にとらわれない柔軟な発想にある。「今までの定跡が絶対だと思わない方がいい。信じ切っている状態だとアイデアって浮かばなくて、むしろ全部忘れ去って考えた方が浮かんでくる」
25歳の若さで前人未踏の七冠を制覇した羽生。しかし、その後、勝ち負けだけにこだわった将棋を指すことには意味がないと考え始める。30代に入り、閃きや記憶力も衰え、迷いと不安のなかで、いま、羽生は自分の将棋を極めようと、道を追究し続ける。

